学校法人カトリックマリスト会学園
高田カトリック幼稚園
〒635-0092 
奈良県大和高田市大中南町6番20号
TEL:(0745)52-5380
 

モンテッソーリ教育法は、イタリアの女性医学博士マリア・モンテッソーリ(1870年〜1952年)によって確立された教育方法です。 1907年ローマ郊外に初めて「こどもの家」が設立され、モンテッソーリ教育を受けた子ども達は素晴らしい成長を遂げて、世界中の注目を集めました。
以後、欧米を中心に世界各国に普及し、日本でも多くの幼稚園・保育園で取り入れられています。現在では、この教育方法の正しさ、効果が、科学的に証明されてきています。

モンテッソーリ教育は、幼児期に特徴的に現れる自立欲求・知的好奇心を満たす特別な環境を用意して、子どもの内面にある成長の原動力を引き出し、生き生きとした豊かな人間性を育むための教育方法です。
子どもは、自分で自分をより豊かに教育する力があります。
自らの自然な成長リズムに従って活動を選び取り、夢中に、真剣に取り組む経験をたくさん積み重ねることによって、自分で学んでいきます。

モンテッソーリ教育の実践には、子どもが自由に学ぶきっかけがたくさんある環境づくりがとても大切です。
幼児期の環境は、その人の全生涯に深い影響を及ぼします。
やりたいことを自ら選び取って満足するまでやれる、子どものための自由な学びの生活空間を大切にしています。

■子ども社会

異年齢集団の中で、子ども達は互いに学び合います。
見て学び、やって学び、教えて学ぶ。成長とともに学び方が変わり、教えて学ぶことが一番深い学びです。

■教師

子どもの成長する力を信頼します。一人ひとりが自分の意志で自分をより高めていけるように手助けします。子どもに適切な援助ができるように、当園の教師は幼稚園教諭免許はもちろんのこと、モンテッソーリ教師としてのディプロマ(資格)を取得しています。

■もの

おもちゃではなくすべて本物、子どもサイズの生活道具。言葉や数、「知」の世界を広げる教具。「やりたい」意欲をかりたてるものがいっぱいです。子ども達が手に取りやすく、一人で片付けられるように棚の高さや配置などを工夫しています。

■時間

子どもは、自分の発達段階にあった活動をするので、他の子どもを見て学ぶ、やりたいことを探す時間、夢中になる時間、繰り返す時間など、一人ひとり違う時間が必要です。大人の指示に従わされるのではなく、子ども自身がどのように時間を過ごすかを決めます。
一方で、同年齢の集団での保育の時間も増やし、さまざまな世界を伝えます。

「かみさまのおはなし」

教会の神父様や先生達から、聖書の話や心を育てる話を聞くひと時。
愛し合い感謝する心を養います。

たっぷりの「自由選択活動」

年齢の枠をこえた関わりの中で、自分にもっともひつような活動を自分で選んで行います。モンテッソーリの教材教具は、子ども達の発達に応じ、手や体を使いながら、子どもの知の世界を広げていきます。

たのしい「英語の時間」

英語を使って歌やゲームを楽しむうち自然に子ども達の中に入っていきます。
世界の様々な文化を知るきっかけとなり、互いに理解しあう広い心と視野を育てます。

元気いっぱい「体操の時間」

専門の指導員が、年齢別クラス毎に一斉指導します。楽しく、しかも体系的に運動能力、基礎体力を養います。普段の遊びの中でも、体操の時間に習った内容を発展させていきます。

おいしい「給食」

様々な食べ物を味わい、好き嫌いをなくし、小学校給食に適応できるようにひとりひとりに関わります。家庭料理に近い献立です。
また、子ども達自身で盛りつけたり、配膳をします。

まちきれない「お弁当」

お家の方の手作りで、愛情を味わい感謝します。

優しい心と我慢の心の「おにぎり弁当」

月に一度困っている人のために、おにぎりだけのお弁当にして、おかずやデザートの費用を献金しています。

「園芸、食育」も体験します。

野菜を育てる喜び、食べる喜びから「いのち」の大切さを体験します。

みんなでつくるとおいしい クッキング

育てた野菜を使ったり、自分達で材料を考えたり、買い物に出かけたりして幼稚園でお料理をします。料理をすることは、子ども達に総合的な力を育てます。