学校法人カトリックマリスト会学園
高田カトリック幼稚園
〒635-0092 
奈良県大和高田市大中南町6番20号
TEL:(0745)52-5380
 
くっかばらぐみの様子
入園し、おうちの人に会いたいと泣いていた子ども達も、園での生活に少しずつ慣れてくれています。でも朝はお母さんと別れるのがさみしくて泣いているお子さんもいて、おうちの方も不安に思っておられると思います。そこで、子ども達がどんな1日を過ごしているのか、簡単にお知らせしたいと思います。

朝 登園 スモックを着て、出席カードにシールを貼ったり身支度をし、好きなお仕事を自分で選んでします(あけうつし・のりで貼る・はさみ・はんこ・絵カード・ひみつ袋などをよくしています)

 9:40頃 朝の集まり (歌をうたったり、手遊びしたり、今日することなどの話を聞きます) 10:00頃  園庭で遊ぶ (くっかばらぐみさんが今よくしている遊びは、こあらタワーの滑り台や吊り橋など・ジャングルジム・スクーター ボールあそびなど)
 11:30ごろ 昼食 食後 園庭で遊びます
 13:10頃 帰りの集まり(歌ったり、音楽に合わせて踊ったり絵本や紙芝居を見ます)お祈りをして降園します

 日によって時間や、する活動は少し変わります。子どもたちが楽しい1日だったと思ってもらえるように援助をしていきたいと思います。

 
分けっこ(年長児の活動)
年長さんたちが集まって、身近なものをよく見て、分けっこするという活動をしていました。
 この間は、「生物」と「無生物」という大きな分類をしていました。                                               部屋で飼っているオタマジャクシやメダカ、モルモットやつかまえたイモリなどと、みんながよく使うはさみを並べて、「何がちがうかな?」と先生が問いかけると、「形がちがう。色がちがう。こっちは固い。」など、最初は見たこと、触ったことなどのちがいをいっぱい話してくれました。「そうだね。でも、まだ違うところない?」と先生。う〜んと考えこむ年長さん。すると一人の人が、「めだかは動くけど、はさみは動かない。」ということに気が付いて話してくれました。すると、「はさみも動くで〜。」と別の人。また「う〜ん。」と考えて、「でも、はさみは人間が動かしているやん。」「あのな、めだかとかは心(いのちと表現したいようです)があるけど、はさみはないやん。」その、発言に「そうやなあ〜。」と他の人も何かに気づいた様子。一生懸命に考えて、考えたことを一生懸命言葉にして、みんなで話し合いをしていました。                      そして、「いのちのあるもの、生きているもの、(生物)と(無生物)に分けられるんだね。」と、教えてもらいました。
 今日は、「おたまじゃくしは、生物。じゃあ、シクラメンは?」とたずねると、「生物」という人と、「無生物」という人に。「だって、花は動かないもん。だから、無生物や。」という意見。「でもな、花が咲くとき、つぼみからこうやって(手で、花が開く様子をしながら)動くやんか。だから生物やで。」「花は枯れてしまうやん。(死んでしまう)」「そうか、じゃあシクラメンも生物やねんね〜。」「生物には、おたまじゃくしみたいによ〜く動くのと、あまり動かないのがあるねんね。」・・・「よ〜く動くのは、食べ物を探したり、食べたりするからやね。こんな仲間を動物。シクラメンは?」「根っこからお水とか栄養を吸ってるから、あんまり動かへん。」「そうやね、お水を吸って、おひさまにあたって自分で栄養を作っているんやね。こんな仲間を植物っていうよ。」
 ちょっぴり背伸びした難しい言葉も紹介しながら子ども達と話をすると、年長さんは目を輝かせて話し合いに参加します。しっかりと周りを見ていることがよくわかります。表現は幼いけれど、自分の見たこと、経験してことを思い出しながら自分の考えを言ったり、またその友達の発言に触発されて、一生懸命考えていることがわかります。大人が思いつかないようなことに気が付いたり…。「ああそうなんや。そういうことか。」と、子どもたちの発見に大人である私たちも、子ども達と同じくらいワクワクするような楽しさを共に感じさせてもらうことができます。こんな楽しさを味わうことが、学ぶことの楽しさを知ってどんどん一人で学ぶことのできる人になる土台になるんだろうなと思います。みんなで話しあって活動したあと、自分一人で、これはどっちかな?と分けっこしたものを、いっぱい紙に書いていましたよ。
みつけたよ!
園庭で色んな木の実や葉っぱを拾い、嬉しそうな子どもたち。「10個見つけた!」と、いくつ集めたか数えたり、「見て!!どんぐり見つけた!」と、お友達同士で見せ合いっこをしたりしています。ある絵本に『どんぐりを土に埋めると芽が出るよ!』と書いてあったのを見て「やってみたい!!!」と、植木鉢にどんぐりを埋めました。「早く芽が出ないかな〜」とみんなで水やりをしています。春になるのが待ち遠しいですね。
移動動物園
毎年秋に動物たちが園庭にやってきて、幼稚園が1日動物園になります。
朝、登園してくると、園庭にたくさんの動物達が来ているのを見て、子ども達はワクワク。大喜びです。
動物と仲良しになるための約束を聞いてから、クラスごとに園庭へ出て、動物村のお兄さんやお姉さんに、動物のことを教えていただきながら、だっこしたり、撫でたり、餌をあげたりして、一日を過ごしました。
自分の背丈よりも大きい牛や馬に、はじめは戸惑っていた子ども達も、だんだん慣れてきて、そーっと手を伸ばして、体を触ってみたり・・・。「先生、去年はにわとりとか、よう触らんかってんけど、今年は、ほら、抱っこできたで〜。」と、得意満面の笑みを浮かべている大きい組の人・・・
小さい友達に、「ひよこさんは、そ〜っと、地面におろしてあげるねんで。こうやるねんで。」と、教えてくれている人。
子ども達は、様々な生き物とのふれあいを通して、どんな生き物も私たちも、神さまに創られ、守られ、生かされている仲間なのだと感じているようです。
たくさん、動物のえさを用意して持たせてくださった、お家の皆様ありがとうございました。
9月のお誕生会
9月生まれのみんなの誕生会をしました。神父様とお祈りをした後、今日はお母さん方が素敵な演奏を聞かせてくださいました。ミッキーマウスのような大きなリボンをつけて登場してくださるお母さん。お姫様のようなすてきなドレスを着て、フルートを吹いてくださるお母さん。子どもたちの期待がいっきに膨れ上がります。
 ハンドベルの演奏では、お忙しい中を練習してくださったのでしょう。息のぴったりあったチームワークに、子ども達に聞かせてあげたい、すてきな贈り物をしてあげたいという、願いが伝わってくるようでした。
 大きくなって、みんなの夢がかなうようにと、ドラえもんの歌を演奏してくださると、子ども達も元気いっぱい一緒に嬉しそうに歌っていました。お母さんと一緒に小さい弟君や妹さんも参加して、あたたかいお祝いをしてくださいました。
 子ども達のために・・・といつも力を添えてくださるすてきなお母さま方に、幼稚園は支えられています。感謝。感謝。感謝でいっぱいです。
民族学博物館へ行ってきました。
年長さん達と、吹田の万博公園の中にある国立民族学博物館(みんぱく)へ行ってきました。展示場の入り口の前にある世界地図(地図に代表的な展示物の絵が描いてあります)を見て、ちょっと大人びた言い方で、「世界には、いろんなものがあるんやな〜。」とつぶやく年長さん。「こっち、こっち。」「あっちにあんなんある。」と、いろんな展示物に興味津々の年長さん達でした。「先生、これは何?」「なんて言うの?」「あれは、何するやつ?」と、知りたいことがいっぱい。ラクダの鳴き声にびっくりしたり、大きな銅鑼を鳴らしてみたり、タッチパネルを上手に操作して見ている姿は、さすがにいまどきの子ども達だなあ〜と、関心しました。一人一人、興味や関心のあることは違います。「先生、あれなあ、自由研究してはるんやで。」「なんか書いてはるなあ。忘れやんように書いてはるんや。」と、見学に来られていた小学生や中学生のお兄さんやお姉さんの様子を見ていた年長さんもいました。小さな世界一周でしたが、年長さんにとって、行ってみたい、見てみてい、知りたい・・・という好奇心でいっぱいになった一日でした。
人形劇部
育友会活動の中に、人形劇部があります。
有志のお母さん方が集まって、子ども達のために、手作りの人形劇を年に3回公演してくださっています。
今日、6月生まれの人のお誕生会で、今年1回目の公演をしてくださいました。
人形を動かす人、声を担当する人、大道具や小道具を担当する人、照明、キーボードなど、いろいろな担当を
それぞれのお母さんが自分のできることを分担しながら、素敵なチームワークでした。
なかでも嬉しかったのは、小さな弟や妹を連れておられる方も一緒に活動できるように、分担した役割の中に
直接人形を動かしたりはしないけれど、お母さんが公演中、小さい人たちを見ていてくださる係もあって、みんな
で、少しずつ力を出し合って、助け合って、子ども達がよろこぶ人形劇をしてくださっていることでした。
お母さんたちの工夫、いろいろな特技、助け合って活動してくださっている姿は、幼稚園の子ども達の心の中に、
うれしい楽しい思い出として、刻まれていくことと思います。
今からもう次の公演が楽しみで、待ち遠しなあ・・・。
お誕生会
今日は、4月と5月にお誕生日を迎えたお友達を、みんなでお祝いしました。最初に、神父様の祈りに心を合わせ、神様の守りの中で大きく成長することができますようにと、お友達のためにお祈りをしました。お誕生日の子ども達は神父様から、いつもマリア様が子ども達を守り祈ってくださるようにと、おメダイをいただきました。 次に、お母様方から、楽しいうれしいプレゼントがありました。「はじまるよ〜。はじまるよ〜。」の歌に、子ども達もうれしいそう。「はらぺこあおむし」のお話が始まりました。ピアノの伴奏に合わせて、優しいお母さんの歌声で絵本のお話が進められていきます。いっぱい食べて蝶になったあおむしのように、みんなもいっぱい周りの人の愛情をうけて、心も体も大きくなって羽ばたいてね。というお母さん方のあたたかい愛情のこもったプレゼント。子ども達の心にしっかりと届きました。お母さん方、ありがとうございました。
「お仕事って何ですか?」
幼稚園では、子ども達のしている活動を「お仕事」と呼びます。
「子どもが仕事をするのですか?」と初めてその言葉を聞かれたお母様方は、いぶかしそうな顔をなさいます。
大人がする仕事は、報酬を得るためであったり、何か結果を得るために行う行為です。大抵の仕事は、やりたくなくてもしなければならないものであり、終わった頃には「ああ、疲れた」となるものです。
けれども、子どもの仕事は大人の仕事とは、まったく意味が違います。
それは、自分自身が独り立ちしてくために、成長して自分自身をつくりあげていくために、子どもの内側からやりたい・やらねばならないという強い力に導かれてする活動です。息抜きにする遊びや娯楽とは違って、自分という人格をつくりあげていくためにしなければならない尊い活動、そういう意味で(人間をつくりあげていく大切な)「仕事」と呼んでいるんです。
 
小さい穴を見つけて、その穴に石ころを無心になって落としている人がいました。小さい物を指先でつまみ、小さな穴に上手に手をコントロールして入れる。目と手が協応してできる動作を、そんな動きの中で、一生懸命しているんです。この小さい人は、まさに今、自分をつくりあげる尊い「仕事」に全身全霊で取り組んでいるんですね。
そんな風に子どもの姿やしていることを見てみると、子ども達の世界や姿が今までと全く違って見えてきます。
たくさんお花が咲くかな?野菜ができるかな?
学年別の活動(横割り活動)で、子ども達はそれぞれに花や野菜を植えて、育てています。
年長組は、野菜の苗を植えて大きくなる様子を、世話をしながら観察していきます。今年は、子ども達と先生の話し合いで、キュウリ・トマト・ピーマンそして、トウモロコシを植えることになったそうです。収穫が楽しみです。
年少組はあさがおを、年中組はひまわりの種まきをしていました。自分たちの蒔いた種から芽がでてきたら、感動だろうな。だれが一番最初に、芽がでていることに気づくかな?どんな顔をして、教えにきてくれるかな?と、今から芽の出るのを楽しみにしています。