学校法人カトリックマリスト会学園
高田カトリック幼稚園
〒635-0092 
奈良県大和高田市大中南町6番20号
TEL:(0745)52-5380
 
2学期が始まりました♪
 長い夏休みが終わりいよいよ2学期が始まりました。静かだった幼稚園も子どもたちの元気な声に溢れ活気に満ち溢れています。なんだか、ちょっと見ない間にみんなぐーんと大きくなったような気がします。久しぶりの幼稚園にちょっぴり寂しくて泣いているお友達、不安そうなお顔のお友達、久しぶりに友達に会えたことを喜ぶお友達、表情は様々ですが、一人一人に寄り添い、安心して楽しい幼稚園生活を送れるよう努めてまいります。
2学期は運動会、遠足、移動動物園、クリスマス会、などたくさんの行事があります。それらの行事を通し、友達との関わりがぐっと深くなり力を合わせたり、思い合ったり、友達と一緒にできることが楽しいと思えるようになる学期でもあります。心がグッと大きく成長するこの学期を共に大切にしたいと思います。2学期もどうかよろしくお願い致します。
 
いつもと一緒がいいね♪

夏の暑さが強く感じる季節になりました。
日焼け予防に長い手袋をして外に出るのですが、その
日は暑くて、手袋をせずに外に出ました。 
すると、1番小さいくっかばら組の人がやって来て「今日は手袋してないねぇ。どうして?」
と不思議そう顔で聞きました。
「暑いから、してないの」と答えると、
「ふぅーん」と言って
どこかへ行ってしまいました。
でも、また少しすると
「どうして手袋してないの?」と聞きに来ました。
「暑いから、してないの」と言うと、また「ふぅーん」と
言って行ってしまいました。
しばらくすると、また同じことを聞きにやってきます。
何度か同じやり取りをしながら、やっといつもと違うことに、小さい人の心はスッキリしないんだなあと気づき、すぐに手袋をはめて園庭に戻りました。
すると、笑顔でやって来て、ニコニコして「うん。」と行って去って行きました。
秩序の敏感期にいる小さい人ほど、いつもと一緒でないとなんだか落ち着かなかったんでしょね。
「いつもと一緒」をもっと大切にしてあげたいと思う出来事でした。









 
母の日
カトリック教会では新緑が美しく花がたくさん咲くこの5月を聖母マリアの月としています。幼稚園では5月の聖歌として「まりあさまのこころ」を歌っています。
♪まりあさまの心、それは青空
  私たちをつつむ広い青空
♪まりあさまの心それは樫の木
  私たちを守るつよい樫の木
5月はまた、母の日の月でもあります。
お母様方は日々、ご家族にたくさんの愛情を注ぎ、慈しみの心で支えておられることと思います。
マリアさまのやさしい心とお母さまを重ねながら、お母さま方に感謝の言葉をお伝えしたいと思います。
ありがとうございます。そして
母の日、おめでとうございます。
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親子遠足、楽しかったね!
今日は親子遠足で橿原神宮森林公苑に出かけました。お天気にも恵まれ少し暑い1日でしたが、お母さんやお父さんと一緒にふれあい遊びをしたり、クラスのみんなでお弁当を食べたり広場で体を思い切り動かして遊んだり、とても楽しい1日を過ごしました。3年前,コロナウイルスという未知の病気が流行し、日常の当たり前の生活が当たり前でなくなり、我慢を余儀なくされる日々を送ってきました。誰もかれもがマスクをし、人との距離も遠く感じながら先が見えない不安な毎日でしたがやっとやっと、今までの生活を少しずつ取り戻すことができることに本当に嬉しく思います。今日の子供達の笑顔、保護者の皆様の笑顔を見ながら、いつも、どんな時もわたしたちをお守りくださる神様の愛を感じています。
保護者の皆様にもたくさんご協力を賜り、ありがとうございました。
 
見つけたよ。楽しいね。うれしいね
次の草花の為に花壇の土を準備した時、
残った古い土を園庭の低いところにまいておきました。
そのつぎの日、園庭の少し黒くなっている所を見つけ、
「あれは何だ?」言いながら、
一目散に走っていく子どもたちの姿がありました。
子どもたちはちょっとした変化に敏感です。
色の違いだけでなく、まいた土の上をピョンピョン飛び跳ね、
そこだけ少し柔らかい、そんな感触を確認しているようでした。
見る、聞く、触る、匂いを嗅ぐ、味わってみる…
子どもたちはいっぱい五感を働かせて、
自分を包むこの世界を、思い思いに探索しているようです。
きれいな石はないかなあと探している人…、プランターの中から、
赤玉土の粒を毎日毎日集めている人…。
「先生、こんな綺麗なまん丸な石をみつけたよ〜」と、
うれしそうに差し出されたそのちいさな手は、
神様が創造されたこの世界を、
見つけたよ、楽しいね、うれしいねと賛美しているように思えました。
 
4月の子ども達

新緑の美しい5月になりました。
入園式からあっという間に、4月が終わった気がします。
初めての幼稚園に不安いっぱいで過ごしていた
小さなお友達も、少しずつ園の生活に慣れて、
笑顔もたくさん見られるようになりました。

園庭では、クローバーを摘んではウサギやモルモットに
あげたり、花壇でダンゴムシを夢中で探したり、
ダンゴムシを迷路に置いてその動く様子をお友達と
観察したり。砂場では、藤の花びらを飾ってケーキを
作ったり、年長の男の子たちは、仲間を集めてドッジボールを
元気いっぱいしていたりと、
思い思いに自分の楽しいと思う遊びを見つけて楽しむ子どもたちは、
本当に生き生きと輝いています。
この季節にしかできない自然の中での遊びを思い切り楽しんで
ほしいなと思います。
やさしさがいっぱい
入園してまだ間もない年少さん。ある日、お母さんと登園し、お母さんと別れた後大泣きをし始めました。どんなになだめても泣きやんでくれず、お外にお散歩に誘ったりうさぎに餌をあげに行こうと誘ったり何とか気がまぎれるよう、先生達も一生懸命です。それでも、時々お母さんを思い出し、泣き出します。
みんなが外遊びの時間にやっぱりテラスでで大泣きをしている年少さん、ニンジンをもって一緒にあげに行こうと誘いにいくつもりでその年少さんのところにお行きました。そうしたら一人の年中さんの男の子が同じようにテラスに座ってみんなの遊ぶ様子を見ていたので「〜くんはお外で遊ばないの?」と声を掛けました。「うん……」といいながらやっぱり外の様子をじっと見ています。一方年少さんは、私が声をかけようとしたら、近づいてきたことが嫌だったのかより大きな声で泣き出しました。そうしたら横に座っていた年中さんの男の子が「大丈夫だよ。大丈夫だよ。」といいながら年少さんの背中をさすり一生懸命泣きやまそうとしてくれました。その姿を見てやっとその年中さんの男の子が泣いている年少さんのことを心配して横で寄り添っていてくれていたことに気づきました。その姿を見た時、感動でいっぱいになりました。コロナの3年間私たちは人との距離をあけ生活をしていましたが、そんな中でも小さな心には優しい気持ち、人を思いやる気持ちがちゃんと育っていてくれたことを思い、より一層子ども達のすばらしさを感じました。
 
2学期が始まりました。
長かった夏休みも終わり2学期が始まりました。静かだった幼稚園も子供たちの元気な声でとてもにぎやかです。幼稚園がまた生き生きと動きだしたことを感じながらわくわくしています。
子供たちのキラキラした笑顔に励まされながら、また心新たにして職員一同頑張りたいと思います。2学期もどうぞよろしくお願いいたします。
何かと行事の多い2学期ですが、色々な経験を積み重ねまたひとつ大きく成長してくれることと思います。子供たちの持つ力を信じ、その力が発揮できるよう共に過ごして参ります。子供のどんな姿も認めあたたかく見守っていただけますよう、お願いいたします。

 
あげはちょう
 5月に入り、幼稚園の金柑の木の葉にたくさんの揚羽蝶のたまごがついているのに気づきました。何日かたつとたまごはあおむしとなり毎日もりもり葉っぱを食べています。たくさんのあおむしがいることを先生から教えてもらって興味深々に見る子ども達!。先生たちは揚羽にかえる様子を子どもたちに見せてあげたいと、金柑の木を少し切って飼育ケースでクラスで飼うことにしました。各クラスでは毎日、あおむしを見て早く蝶々にならないかなと心待ちにする様子が見られるようになりました。しばらくしてさなぎになり動かなくなったときには死んだのかと心配していましたが、蝶々になる準備をしていることがわかるとほっとして、「明日は蝶々になるかな」と楽しみにしていました。そしてある朝、蝶々になっているのを見て大喜びの子供たち。「やったぁ‼️」「すごい‼️」ととても嬉しそうです。各クラス、蝶々を大空に飛ばし送り出していました。飛んでいく蝶々に「蝶々さん、また来てね」と声をかけながら追う子供たちの姿が本当に可愛くほっこりとあたたかな気持ちになりました。
 
ある朝の出来事
毎朝お母さんと一緒に笑顔で登園するR君!!
今日も笑顔いっぱいで来てくれました。
門のところで「おはよう」と声をかけましたが、
R君は知らんぷりです。
お母さんが「ほら、先生におはようは?」と何度も
促してくださいましたが、R君はルルドのマリア様の
方を見て、先にお祈りだよと言わんばかりに、
お母さんに怒っていました。
「そうだよね。朝、来たら、まずお祈りだよね。
 ごめんね。」と声をかけ、お母さんと一緒にルルドの
マリア様にお祈りをしていただきました。
お祈りをした後は、何ごともなかったように、
「おはようございます。」と、笑顔で挨拶してくれ、
お母さんに「行ってきます」をして、一人で部屋まで
行きました。
毎日の流れを同じようにしたいというR君は、
ちょうど秩序の敏感期(モンテッソーリが発見した子どもの姿)
の真っ只中。私の挨拶のタイミングによって、R君の中にある
朝来たらまずお祈りをするという秩序を、大人に乱されたことを
怒っていたのでした。
小さい人ほどいつも、同じに支えられて生活することが、落ちつく
ことができ安心して動くことができる条件。自分を成長させ自立していく
土台となるものです。
大人のスピードや生活スタイルではなく、子どもにあわせながら
よく子どもを観て、彼らの今を大切にしていきたいと
思った朝の一場面でした。